退室時のマナー

面接は最後まで気を抜かず

面接

終了の合図

これで面接も充分だろうというタイミングで「これで面接を終わります」など面接終了の言葉が発せられたら、まずは座ったまま面接官にお礼をいいます。 「本日はお忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございました」とお礼を述べ座ったまま一礼します。いきなり立ち上がってお礼をするのではなく、慌てないでまだ座ったままです。 その後に立ち上がり、椅子の横に立ち「失礼いたします」と言い一礼します。 この一連の動作がスムーズにこなせればかなり優秀な人物に見えますので、順番を間違えないように自宅や友人の家で何度も練習しておくといいかもしれません。 とくに最後の一礼が締めくくりに相応しい一礼になるよう、人に見てもらいアドバイスをしてもらうことをお勧めします。 面接の受答えがいまいちだったとしてもこの一礼で取り返すつもりでお辞儀するのです。

出口(ドアへ)

一礼したらドアへど向かいますが、このときの姿勢も面接終了だからと気を抜かず、美しい姿勢と歩き方を意識しながら歩きましょう。 面接官にお尻(ケツ)を向けてはいけないと思っている人もいますが、椅子からドアまでのルートによってはお尻を向けずに歩くと不審な行動になってしまうこともありますし、 無理な姿勢や遠回りをするくらいなら気にせずにお尻を見てもらったほうがお互いに気まずい思いをしなくても済みますので、遠慮せずお尻を向けましょう。 同じように退室する時も面接官の方を見続けなければいけないと思ってる人もいますが、それでは壁にぶつかる危険もありますし転んでしまう危険も同じくあります。 これも気にせず、安全に出口まで到着できるよう進行方向を見ながら、転んだりぶつかったりしておっちょこちょいな姿を見せないようにドアへと向かいましょう。

ドアの前で一礼

ドアへと着いたら身体ごと面接官の方に向き直って再度「失礼いたします」と言い、これが最後の一礼をします。 そしてドアを開けて室の外に出ますが、外からドアを閉める動作もまだまだ観察されているので油断しないようにしてください。 ドアノブを両手で持って音を立てないよう静かに閉じるのですが、その間は面接官の顔を見ながら最後にとびっきりの笑顔を披露しましょう。 これでさよならだと後ろ手でドアを閉めたり、バタンと大きな音を立ててドアを勢いよく閉めたら最後に残るあなたの印象は最悪なものとなります。 いい顔を見せながら立ち去ればあなたの事を思い返す面接官も、あの応募者はなかなか見所のある面構えをしていたな、と採用したくなるかもしれません。